ご契約者インタビュー 29

両親が好きな東京にお墓を。赤坂浄苑がその想いを叶えてくれました。

赤坂浄苑ご契約者
瀬川 美恵子 様

赤坂浄苑ご契約者様の素顔や暮らし方をリラックスした雰囲気の中で語っていただくこのコーナー。今回はご両親のお墓参りを欠かさない瀬川美恵子様にご登場いただきました。

瀬川 美恵子 様

横浜から東京へ。住まいの転居で改葬を検討

瀬川 美恵子 様

──お墓の購入をお考えになった理由は、改葬とお伺いしています。どのような理由で検討されたのでしょうか。

瀬川様:母が以前、埼玉県の郊外に墓地で購入していたお墓がありました。自然が豊かな墓苑でしたので、ここならピクニック気分でお墓参りに来られると考え、母が選んでいたのです。
 そんな母が早く亡くなり、そのお墓に一番に入ることになりました。当時は横浜に住んでおり、小さい子どもたちをベビーカーに乗せてお参りに出かけていたのですが、遠い場所にある大変さを痛感しました。
そこで住まいから近かった横浜にお墓を移したのです。やがて、父も亡くなり、母が眠るお墓に納骨しました。今度は住まいから車に乗れば15分ほどでお参りに出かけられるので不便ではありませんでしたが、屋外の墓苑であるため何となく寂しさは感じていました。
 そういった中、5年程前に我が家が東京に転居しました。マンションを探す頃から気になったのは、やはり両親が眠るお墓のことでした。父は東京生まれの東京育ち。母はそうではありませんでしたが若い頃から、東京で暮らし、キャリアウーマンとして東京を舞台に仕事をすることにとてもやりがいを感じていました。そんな2人を横浜に残していくことが心残りでした。横浜で暮らしていた関係でお墓も横浜に改葬したのですが、東京に戻ってしまえば、そこにお墓がある意味もなくなってしまうように思えたのです。

──二度目の改葬を決断した際に迷いはありませんでしたか。

瀬川様:主人は少し躊躇し、再びお墓を移すことに最初は賛成していませんでした。ただ、最終的には私に任せてくれることになったのです。そこまでして東京の地に改葬したかった理由は、母が夢に何度も出てきたからです。夢の中で母は、好きだった東京の地に戻りたいと訴えていました。私自身が、東京が大好きな両親の間に生まれたものですから、戻って来られたことに喜びを感じていました半面、2人を横浜に残してきたことに後悔の想いが深まっていたのでしょう。それを契機にさらに東京に戻してあげたいという気持ちが強まり、時間を見つけては、インターネットなどで都内にあるお墓の情報を検索するようになりました。

お墓探しの様々な条件に適った赤坂浄苑

瀬川 美恵子 様

──その際、どういったお墓をご希望されましたでしょうか。当時、お墓を決める際の条件などがございましたら教えてください。

瀬川様:埼玉の郊外にあったお墓では交通の便の悪さを痛感していましたし、横浜のお墓は近いとは言え、車を運転して出かけないといけない場所にありましたから、交通アクセスのよいことがまず条件でした。そして通常の屋外タイプのお墓は、お盆やお彼岸以外のときは、静か過ぎてどこか心細さを感じることもありました。そこで今度のお墓は駅から近く、明るい雰囲気の中でお参りができる屋内墓苑タイプのお墓にしようと決めていました。その上で場所も大切にしたいと思っていました。そこで両親が好きだった場所を思い起こし、検討するようになりました。

──最終的に赤坂浄苑に決めた理由は何でしょうか。

瀬川様:赤坂浄苑はインターネットで知りましたが、興味を持ったのは何より場所が赤坂にあったことです。おしゃれだった母はよくこの赤坂に出かけ、ホテルのレストランなどで食事をすることも大好きでした。私もOL時代は仕事で赤坂に来ることも多く、住所を見ただけでどこにあるかも見当つきましたし、さらに息子も今、この街で暮らしていることから立地面でまず気に入りました。
 また、空間自体がホテルのロビーのように洗練されていてお寺のようなひっそりとした雰囲気がなかったことにも惹かれました。スタッフやご僧侶の方もお人柄がよく、気軽に改葬の相談などもできそうでしたので昨年、赤坂浄苑に決めさせていただきました。お陰様で改葬までの様々な手続きもスムーズに進み、洗骨を終えたお骨も納骨日まで預かっていただくことができました。無事に納骨を終えられたときは肩の荷を下ろすようなほっとした気持ちになったことを今もよく覚えています。これで夢にまで登場して東京に戻りたいと訴えていた母の想いに応えてあげられたと思えました。

両親と会えるお墓は大切な心の拠り所

瀬川 美恵子 様

──今はどういったときに赤坂浄苑にお参りに来られるでしょうか。

瀬川様:週に1回はこちらに来てお参りするようにしています。すぐ近くで一人暮らしをしている息子のところに行って様子を見に行ったり、たまには日用品なども補充してあげたりすることもありますし、こちらで待ち合わせをしていっしょにお参りもよくします。お墓参りでは、息子の家に立ち寄った話や娘が結婚したことなど他愛のないことばかり話をしていますが心が癒されています。
 赤坂浄苑ではいろいろなイベントや教室なども開かれていますのでいつかは参加したいと思っています。先日、お参りした際も夏祭りが催されていたのですが、残念ながら用事があったためにその様子を少し眺めて赤坂浄苑を後にしました。こういった催し物があることもいいことだと思っています。

──赤坂浄苑と出会った瀬川さんにとって今、お墓はどのような存在になっているでしょうか。

瀬川様:住まいから電車ですぐに来られる最寄り駅の赤坂見付駅から近いため、電車を降りてからの移動も負担ではありません。そして扉を開ければスタッフの皆さんが温かく迎えてくれます。そんないつでも気軽に、そして、気持ちよく両親に会いに行ける赤坂浄苑は、私にとっては他には代え難い心の拠り所になっています。
 これからも週に一回程度のお参りを続け、静かな参拝ブースで語りあう時間を大切にしていきたいと考えています。

──本日はありがとうございました。

インタビューを快く引き受けてくださった瀬川様。語られるその言葉の一つひとつから亡き人を想う気持ちが伝わってきました。また、そこで眠る故人様だけではなく、お参りをする家族にとってもお墓が大事な存在であることをあらためて考えさせてくれるお話になりました。