新年あけましておめでとうございます。
とんちで有名な「一休」さんが、かつて「門松は冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし」とういう歌を詠まれました。
昔は数え年が一般的に使われており、お正月を迎えると新年と誕生日が一緒に来る大変おめでたいものでございました。
ですがそれと同時に自身の冥土へ向かう旅も着々と進んでいるとういすこし寂しい歌でございます。
宗門の経典「修証義」の中に「光陰は矢よりも迅(すみや)かなり 身命は露よりも脆(もろ)し」という一節がございます。
時の流れは矢が進むより早く 命は朝露よりもはかないものという意味でございます。
私自身もついさっき成人式を迎えたと思っていましたが、気が付けばもう36歳でございます。
毎年思うことですが必要とされる人間、故人に自身の生き方を胸を張って報告できる人間であるよう本年も精進してまいります。
皆様にとって必要とされる「お寺」「霊園」でありますよう職員一同励んでまいります。
より一層のご指導・ご鞭撻をお願いすると共に、皆様方の益々のご健勝をお祈りし新年の挨拶とさせていただきます。
伝燈院 赤坂浄苑
館長 角田賢隆